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プロジェクト詳細

【プロジェクト#5】マンガAI翻訳 × トークンエコノミー

トークンエコノミーの仕組みを活用した、ファン共創型のマンガAI翻訳システムを共同開発しています。

マンガの海外展開における課題

日本が誇るエンタメコンテンツのひとつである漫画は、アジア・欧州・米国など海外でも人気が高く、海外向け市場も大きく成長しています。しかし、海外翻訳される作品は一部の人気コンテンツに限られ、翻訳の即時性も低く、その言語は英語を中心とした一部に限定されています。そのような背景から、海外では海賊版の翻訳漫画が多く出回っており、日本のIPビジネスとしても大きな機会損失となっています。

プロジェクト事例

① Mantra社のAI翻訳 × Gaudiyのトークンエコノミー

マンガに特化した機械翻訳技術を有するMantra社と、ブロックチェーン技術に強みを持つGaudiyの特徴を掛け合わせ、マンガ翻訳における課題を解決していきます。マンガAI翻訳技術とトークンエコノミー(ファンコミュニティ)を通じて、即時性の高い、漫画の多言語翻訳と海外販売までを一貫して実現します。

漫画の翻訳は、固有名詞の多さや作品特有の言い回しなど、通常の翻訳とは違った難しさがあります。Mantra社が提供するMantra Engine(※1)の翻訳精度は30~70%程度(※言語や作品による、2020年11月時点)で、現状は人力での修正が欠かせません。そこで、Gaudiyが提供するファンコミュニティを通じて、海外のファンが最終修正に参加・協力できる仕組みをつくります。またこれによって、Mantra Engineの精度向上も実現します。

さらに、翻訳に協力したファンには翻訳された漫画の販売収益の一部を貢献度に応じて分配するなど、トークンエコノミーを活用した適正な価値還元を実現。海外のファンが販売にも積極的に参加・貢献することのできるエコシステムを構築します。また、これらの貢献はGaudiy-DID-System(※2)で提供される個人の貢献スコアにも反映され、IPが提供する他サービスにおいてもスコアに応じた異なる体験が提供できる世界観を実現します。

※1) Mantra Engine:マンガの高速な多言語展開を可能にする、出版社およびマンガの制作・配信事業者を対象にした法人向けクラウドサービス。

※2) Gaudiy-DID-System:ブロックチェーン上で構築された分散型アイデンティティ(Decentralized Identity : DID)を利用することで、異なる企業やサービス間のデータ連携を低コスト高セキュリティで実現するサービス。

今後の展開

AI翻訳技術とトークンエコノミーの技術を活用することで、多言語翻訳と海外販売を低コストで実現し、海賊版により毀損されていた国内IPビジネスのさらなる海外市場成長を実現していきます。

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